
前回までの100均水耕栽培奮闘記は以下の記事からお読みいただけます。
① 100均グッズで始める水耕栽培【ミニトマト編】:1日目
② 【発芽しました】100均グッズで始める水耕栽培【ミニトマト編】:13日目
まずは発芽まで頑張って成長してくれたミニトマトの種に感謝を表したいと思います。
ある程度芽が大きくなってきた所で、自作の水耕栽培容器に植え替えを行います。
100均の商品で簡単に作れる水耕栽培容器の作り方解説から、植替えの様子を紹介します。
目次
蒔いた種のほとんどが発芽してくれました!
10粒にも満たない種を蒔きましたが、まだまだ寒い冬の季節でもしっかりと発芽してくれました。
バーミキュライトを敷き詰めたタッパーの上からパラパラッと数粒種を蒔いただけです。
種蒔き後の管理ポイントは以下2点だけです。
- 芽が出るまでは日陰で水が切れないように水やりをする
- 芽がでた後は、日が当たる窓際等に引っ越して水が切れないように水やりをする
肥料は何もあげていません。ここまでは水だけで十分成長するんですね。植物凄い!
上の写真ぐらいまで大きくなっていると、下の写真のようにしっかりと根が張っています。

タッパーの底に根が届いて、横に伸びたようです。途中で90度折れ曲がってますね。。
バーミキュライトなら小石のような物が根に数粒付着する程度なので、スルスルッと苗が抜けます。ドロドロした土ではないので、手も全然汚れません。
ただし、あまり勢い良くひっぱると根がちぎれる可能性があるので、出来るだけそ~っと抜きましょうね。
100均で水耕栽培の自作容器は500円で作れます!
参考にさせていただいたブログ >> 水耕栽培 100円グッズで始めてみました
100均で準備した①~⑤
- コンテナ容器
- お皿ラック
- すきまテープ
- スポンジ
- アルミホイル
①コンテナ容器 のサイズは ②お皿ラックの長辺か短辺がぴったり入るサイズが理想です。
①コンテナ容器が②お皿ラックより大きすぎると、縦も横もすき間が出来るので、すき間を埋めるのが後で大変になります。
③スポンジは写真の商品がベストです。質の良い少し固めのスポンジが売っていますが、今回の自作容器には向いていないので、ネットに入った安そうなスポンジでいいです。
ちなみに写真の右下の方に写っている赤い箱は水耕栽培で欠かせない「ハイポニカ液体肥料」です。
「ハイポニカ液体肥料」だけは少々お高めで、Amazonで1,239円で販売しています(2018/02/05執筆時点)
土で育てない水耕栽培では、肥料はこの「ハイポニカ液体肥料」に助けてもらうことになりますので、水耕栽培では必需品ですね。
100均水耕栽培の自作容器の作り方を写真で解説します
いよいよ解説写真付きで自作容器の作り方を説明していきますので、100均で用意して一緒に作っていきましょう!!
作業工程の手順まとめ
- コンテナ容器とお皿ラックの間に出来るスキマを埋めるすき間テープを貼る(5分~10分)
- コンテナ容器の内側にアルミホイルを敷く(10分)
- お皿ラックの表面にアルミホイルを巻く(10分)
- 「ハイポニカ液体肥料」を使って液体肥料を作る(10分)
- 液体肥料をコンテナ容器の8~9分目まで注ぐ(5分)
- お皿ラックに巻いたアルミホイルで、苗を植える部分に穴を開ける(5分)
- 切ったスポンジを巻いた苗を開けた穴に植え込む(10分)
実際の作業手順
まずは、お皿ラックをコンテナにはめ込んだ時に出来るスキマに、すき間テープを切って貼り付け、なるべくすき間がなくなるようにします。
Q:なぜ、すき間が出来ないように注意しているのか?
A:すき間があると、そのすき間から太陽の日が差し込み「藻」が繁殖してしまいます。藻が繁殖すると野菜の成長の妨げになるのですき間をなるべく少なくしています。
次に下の写真のように、コンテナ容器の底を隠すようにアルミホイルを敷きます。私はセロテープを貼って止めています。
アルミホイルは断熱の効果があるので、外的な温度差の影響を小さくしてくれます(冬や夏の極端な寒さ・暑さを緩和してくれます)

上の写真を見ていただけると気づくと思いますが、アルミホイルが巻かれていない箇所が左右にあります。なぜか?
・・・めんどくさかったから(笑)
基本を押さえてると見せかけて、実は雰囲気で適当にやっています。仮想通貨も雰囲気でやってますが、水耕栽培も雰囲気でやってます。皆さんはアルミホイルをしっかり巻いて下さいね(ぉぃ
次に、お皿ラックの表面にもアルミホイルを巻いていきましょう。

アルミホイルを巻いたお皿ラックはこんな感じですね。お皿ラックの裏側まで巻かなくていいです。表面だけアルミホイルをかぶせる感じですね!
こちらもセロテープを貼って止めました。
次に、「ハイポニカ液体肥料」を使って液肥を作っていきます。
ハイポニカ液体肥料はAとBの2種類の溶液が入っています。最初よくわからなかったのですが、説明書を読むと2つを一緒に混ぜて使うようです。
ハイポニカ液体肥料の水量は以下のとおりです。ちゃんと目盛りの付いたスポイトがついてくるので安心です。
水量 | A液 | B液 |
---|---|---|
1リットル | 2ml | 2ml |
2リットル | 4ml | 4ml |
5リットル | 10ml | 10ml |
A液とB液は先に混ぜないように気をつけて下さい。A液とB液を混ぜると結晶化してしまいます。必要な分だけ用意した水にA液とB液を順番に入れるようにして下さいね。
液肥が出来ましたら、コンテナ容器になみなみと注いでいきます。
次はお皿ラックに苗を植えるための穴を空けていきます。
葉物野菜と違ってミニトマトはあまり密集しすぎると生育に悪影響がでる気がしたので、今回は厳選して3つの苗を植え付けることにしました。
開ける穴は植え付ける穴の分だけ開けます。
アルミホイルをかぶせてしまうと開ける穴の位置がわからなくなると思いましたが、指でなぞると穴の位置にあわせてアルミホイルの形が変わるので、意外と簡単に穴の位置がわかります。
このように3つの穴を開けました。
ここまで準備ができたら、あとは実際に苗を植え付けます。
お皿ラックに開けた穴に苗を固定するために、苗に巻きつけるスポンジを作ります。
購入したスポンジの外側のネットを切って取り除き、中身のスポンジを以下の写真のようにハサミでチョキチョキします。切る間隔は厚めに切ったほうがいいです。理由は、厚めに切ったほうがあとで太さを調整できるからです。薄すぎると苗に巻きつけても、お皿ラックの穴に固定できないので注意してくださいね。
切ったスポンジをこんな感じに苗に巻きつけてきます。
スポンジを苗に巻きつけたら、お皿ラックに開けた穴に差し込んでいきます。
差し込み終わったお皿ラックの裏はこんな感じです。根がヒョロヒョロっと長く下に出て、コンテナに注いだ液肥に浸かるようになっていればOK!
あとは、コンテナ容器に入れれば完成です!!
今後は液肥が少なくなったら足す作業を繰り返します
引き続き、窓際やベランダなど、よく日が当たる場所に置いて育てていきます。
最初の頃は苗が小さいので、吸収される液肥も少ないため、液肥が減るスピードが遅いです。そうすると、最初の頃ほど全然手間がかかりません。たまに液肥が減っていたら足すようにしましょう!
理想は、1ヶ月に1回、新しい液肥に入れ替えると良いです。減った分を足す・・・を繰り返すと溶液の濃度バランスが崩れてくるのでリセットをする意味で新しい液肥と入れ替えると良いかと思います!
早く鈴なりになるトマトが食べたいです(^q^)
ご拝読ありがとうございました!
▼▽私がおすすめする水耕栽培の教科書はこちら▽▼
前回の記事を読む >> 【発芽しました】100均グッズで始める水耕栽培【ミニトマト編】:13日目