今回はIBMの「Trusteer Rapport」をインストールすることで引き起こされるちょっとしたトラブルについてご紹介します。
Trusteer Rapportって何?
Trusteer Rapportは、IBMがリリースしているネットバンキング専用のセキュリティ対策ソフトのことです。
詳しくは以下を参照して下さい。IBMのTrusteer Rapportの公式サイトより100倍わかりやすいです。
Rapport(ラポート)は、インターネットバンキングを狙ったウィルスを検知・駆除するPC用ウィルス対策ソフトで、IBMにより開発・提供されています。
当行では、インターネットバンキングを安全に利用していただくためにRapport(ラポート)の利用を推奨しています。
要するに、パソコンで銀行口座の残高を確認したり、振込処理をする時に、不正アクセスしているかもしれない第三者に情報を覗き見されないようにするソフトです。
リモートされた時に画面が表示されないトラブル発生
パソコンを快適に利用していく上で、何かトラブルが発生した時のサポート契約をプロバイダとされている方、結構いらっしゃると思います。有名なところだとNTTさんのリモートサポートサービスはオプション料金(500円/月)でパソコンで困ったことが会った時にリモート操作をして、あたかも隣でプロが教えてくれているようなサービスを受けられます。
今回はNTTさんではありませんでしたが、他社のリモートサービスを使っている方で、このTrusteer Rapportが悪さをして、「リモート操作側の画面に、リモートされている側の画面が何も表示されない」というトラブルが起きました。
トラブルと書きましたが、実はトラブルとは言い難いです。なぜならTrusteer Rapportとしては通常の動作をしただけだからです。
つまり、今回は不正アクセスではないが、外部から画面を覗き見られていることには変わりがなく、その挙動に対してTrusteer Rapportが反応して表示画面を漏洩させない処理を行ったに過ぎないんです。
迷わずアンインストールで対応
このTrusteer Rapport、全く意味が無いツールではありません。天下の三菱東京UFJ銀行さんも推奨している立派なセキュリティ対策ソフトです。
ただ、トラブルの元で評判が高くないのが現状です。だって今回のお客さんだって、インストールした覚えはあるけど、よくわからずインストールしたっておっしゃってますし。
ほとんどの場合が、インストールしようと思って入れたわけではなく、よくわからないけどそのまま進めたらパソコンに入っちゃった、の程度です。
だったら使わないでしょう。ということで即アンインストールして、再度動作検証したところ、不具合は改善されました。
もし不正に銀行口座にアクセスして利用されても、殆どの場合が銀行側が損害について補償してくれます。
おわりに
過剰に個人情報の漏洩を恐れてパソコンを不便にするよりも、便利さを損なわいためにある程度のリスクは妥協する生き方のほうが楽しいと思います♫
おしまいっ!
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